[コラム]実況サイトに見るゲーム業界の課題

背景

新陳代謝まで管理するハードコアサバイバル『SCUM』、発売前にしてTwitch人気が『フォートナイト』超え。実況者巻き込み注目度高める

この記事を見てふと思ったことをツラツラ書こうと思います。
別に本人はゲーム業界の人間ではありませんので見当違いソーリー的な。

ここ2、3年で据え置き、PCゲームの図式はすごい変化を遂げていて、一つはEスポーツという造語の誕生、もう一つはゲーム実況という存在。国内では多言語化やそもそも根幹のエンジン部分の開発能力の低下など、産業として成立しがたい状況にあっておそらくゲームは日本、よりかはメーカーというレベルに落ち込むと思うがそれはまた別の話。

私も実況するので何とも言いがたいところにあるのですが、この記事で注目したいのは、いわゆる広告の図式がもはやどれだけ「実況受け」するかになりつつあって、特に海外の膨大な市場を抱えるTwitchなどには、メーカー側も注力せざるを得ない状況にあるのではなかろうか。ゆえに、SCUMではベータの他に実況者向けにキーを配っていたりするし、他のゲームもそう、オールドメディアにお金を落とす様にこれらのメディアにリソース注力をしている状況が目に取れる。

それがどうした?

どうしたもこうしたもないのですが、マーケティングなりコマースなり、有力な戦術であるのと同様にリスクがあって、ゲームを「遊ぶ」ものから「見る」ものにシフトしつつある現象が起こっているのではなかろうかと、ファミコン世代としては危惧を覚える次第なのです。

かつて、スクエアが巨額のお金を投資して作ったFFの映画ありました。個人的には好きですが興行的には大失敗したわけで、昨今のAAAタイトルのグラフィック議論も然り、遊ぶという視点がどうにもかけてきていやしませんか、というのと、そもそもこの遊んでいる姿を見る収益がメーカー還元され難い現状にこそ問題があるのではなかろうか。

実況対策を考える

実況もとても面白いのですし、何とか収益化したいと思っている身としては恐縮なのですが、私は映画をスタッフロール最後まで見ちゃう方ですし、それが作り手への敬意だと思っています。
現状、このゲーム実況はどうかというと、精神的な部分はともかくメーカー側への還元は売上ベースでしかできず、一部強力な法務部を持っているNintendoさんあたりはしっかりと取っていますが、メーカーによってはただただ実況者の収益を作っているだけの状況があります。それで購買に繋がっている側面もありますが、一方でゲームを「見て」満足してしまう層も作っているわけで、これは将来的にどうなんだろうなと私は思います。

まあ、結構前も議論になった記憶があるのですが、実況サイトの有名どころがいくつかあれど、作り手への還元を考えていかないと業界として発展はありませんし、ただでさえ海外ゲームの制作費は右肩上がり、国産はどうかといえばスマホゲーで搾取したほうが経営的にはいい状況が続いているわけで、クリエイター側へこの実況なるもので還元できないかなーとふと思った次第でした。